2008年10月21日
ショーケース理論
汚れた窓。
外の月はくすんでいる。
ちょっと厭なことのあった夜、ベットに横たわり見上げた外の景色。
透けるように綺麗にガラスを磨いたなら、
濁りは取り除かれ、優しい光が枕元まで届く気がする。
2008年10月20日
2008年09月30日
働
エメラルドを探す宝石ハンター。
それは遥か彼方にあるのかもしれないし、目の前の石ひとつ隔てた先かもしれない。
私はそれをしらない。それを知っているのはエメラルドだけ。
別に宝石ハンターである必要はないけど。
他にすることがないなら掘ったほうがいいよな。
他にすることがないなら掘ったほうがいいという自覚で。
それは遥か彼方にあるのかもしれないし、目の前の石ひとつ隔てた先かもしれない。
私はそれをしらない。それを知っているのはエメラルドだけ。
別に宝石ハンターである必要はないけど。
他にすることがないなら掘ったほうがいいよな。
他にすることがないなら掘ったほうがいいという自覚で。
2008年04月27日
帆
風が吹き、淀み、また風が吹く
逆らったり、流されても、らしく、楽しく。
疾走するときは正のエナジー、休むときは…。
Say you will untill my ships can find the sea.
逆らったり、流されても、らしく、楽しく。
疾走するときは正のエナジー、休むときは…。
Say you will untill my ships can find the sea.
2008年04月15日
ルドルフ
4ヶ月、
君にすれば長すぎる時計だ。
俺は自己中心的で、俺は悲しくて、
会いたい気持ちが大きくなって、
今すぐ君をさらいに行きたい。
それでも結局諦めるしかないんだろう。
それはそれで良いことだから。
受話器の向こうの楽しそうな声。
いつのまにか君は、
母の猫になってしまったんだなあ…。
(ああ疲れた…、
今夜はカップラーメンとビールで堕落について研究しよ。)
Good night sleep well.
君にすれば長すぎる時計だ。
俺は自己中心的で、俺は悲しくて、
会いたい気持ちが大きくなって、
今すぐ君をさらいに行きたい。
それでも結局諦めるしかないんだろう。
それはそれで良いことだから。
受話器の向こうの楽しそうな声。
いつのまにか君は、
母の猫になってしまったんだなあ…。
(ああ疲れた…、
今夜はカップラーメンとビールで堕落について研究しよ。)
Good night sleep well.
2008年02月14日
この世に神なんていない
以前バンクーバーに生活していた頃のお話です。
同市のメインストリート、ブランド店の立ち並ぶ
お洒落な通りの片隅に、
子供を連れた母親の浮浪者が立っていました。
華やかに彩られた人々のなか、薄汚れたボロを纏った
彼女のコントラストはあまりに強すぎて、
また日本では見かけないその光景に、
思わず目を背けてしまいました。
けれど僕はときどき思うんです、
あれはひょっとして神様だったんじゃないかって。
そして審判の日、
ただの1セントさえあげることの出来なかった僕を、
神は非難するだろうって。
2008年02月09日
魔法使い
毎日が忙しくて、「時間がない」が口癖の僕達は、
たぶんM78星雲で生まれたウルトラ系時間貧乏星人。
それともどこかに時間泥棒がいて、
僕等の大切な時間をひっそりこっそり奪っているのでしょうか?
それはちょうど今日のような大雪のなか、
東から西、東関道から首都高経由で東名へ、往復500マイルの旅路。
だけど夕方から降り始めた雪はその勢いを増して、
東京に着く頃には街は一面白色のカンバス。
少しづつ酷くなる渋滞は徐々にその速度を緩め、
ついには動くことを拒否してしまいます。
しばらく様子をみたものの、渋滞は全く動く気配すらみせません。
(たぶんこの先じゃあ、白熊たちが雪合戦でもしていて、
だけどここからじゃあ、白い白熊が白い世界で雪合戦している姿は、
あまりに真っ白でなにも見えないんだけどさ!)
そんな事を考えながら、僕は疲れて眠るんです。
翌朝目が覚めて間もなく、漸く止まっていた渋滞が動き出しました。
(やれやれ…、やっと動き出したか…、酷い目にあったもんだな全く。)
そんな悪態を吐きながら、
走り出したサイドウインドウの向こうには、
路肩いっぱいの雪だるま。


高速道路に雪だるま。





数え切れないほどの雪だるま♪










あの日、一体どれほどの人があの雪だるまに救われたんだろう?
最低の一日を最高の一日へと変えてくれた雪だるま。
一日の始めから終わりのどこかにきっと、
あの日の雪だるまのような魔法使いがいて、
ただ僕等はそれを知らないだけ…。
たぶんM78星雲で生まれたウルトラ系時間貧乏星人。
それともどこかに時間泥棒がいて、
僕等の大切な時間をひっそりこっそり奪っているのでしょうか?
それはちょうど今日のような大雪のなか、
東から西、東関道から首都高経由で東名へ、往復500マイルの旅路。
だけど夕方から降り始めた雪はその勢いを増して、
東京に着く頃には街は一面白色のカンバス。
少しづつ酷くなる渋滞は徐々にその速度を緩め、
ついには動くことを拒否してしまいます。
しばらく様子をみたものの、渋滞は全く動く気配すらみせません。
(たぶんこの先じゃあ、白熊たちが雪合戦でもしていて、
だけどここからじゃあ、白い白熊が白い世界で雪合戦している姿は、
あまりに真っ白でなにも見えないんだけどさ!)
そんな事を考えながら、僕は疲れて眠るんです。
翌朝目が覚めて間もなく、漸く止まっていた渋滞が動き出しました。
(やれやれ…、やっと動き出したか…、酷い目にあったもんだな全く。)
そんな悪態を吐きながら、
走り出したサイドウインドウの向こうには、
路肩いっぱいの雪だるま。



高速道路に雪だるま。






数え切れないほどの雪だるま♪











あの日、一体どれほどの人があの雪だるまに救われたんだろう?
最低の一日を最高の一日へと変えてくれた雪だるま。
一日の始めから終わりのどこかにきっと、
あの日の雪だるまのような魔法使いがいて、
ただ僕等はそれを知らないだけ…。

